La Muerte del Angel(天使の死)|ピアソラ【ピアノソロ楽譜】
3,080円 税込
商品コード: DUO1P-22003
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ピアソラの代表的な連作「天使」のシリーズの中の1曲「天使の死」は、ピアソラの十八番、フーガで始まる人気曲。不協和音のアクセントが効いたスリリングな作品の魅力をあますところなくピアノで再現できる編曲となっています。音楽之友社より既刊の同編曲を、更に弾き易く、豪華に改訂しました。山本京子による編曲は、ピアソラが意図したものを尊重しつつピアノの演奏効果を最大限に活かしており、国内外のトップアーティストたちからも高い評価を得ています。
演奏レベル:上級
「天使シリーズ」 作品解説
1957年ピアソラ作曲の「天使のタンゴ」に感動した劇作家アルベルト・ロドリゲス・ムニョスは1962年に「天使のタンゴ」という舞台を創った。その挿入音楽として書き下ろされたのが「天使へのイントロダクション」「天使の死」「天使のミロンガ」「天使の復活」の4曲である。ピアソラによると、「・・・この天使は、タンゴの街ブエノスアイレスの場末の共同住宅へ、そこに住む人々の魂を浄化させようと降りてきて、やくざものと闘って死ぬ。」そうだ。
ミロンガは、アルゼンチンに伝わったハバネラやカンドンベが起源と見られる4分の2拍子の舞曲で、19世紀の終わりにブエノスアイレスで生まれ、のちにタンゴに発展した。一般的にミロンガとは軽快なダンスのリズムを指すが、この作品ではブエノスアイレスという都会の栄光と孤独を感傷的に歌う、カンシオン的(歌のタンゴ)ミロンガといえるだろう。「天使の死」で殺された天使へのレクイエムのようにも聴こえてくる。ピアソラが好んで終生演奏し続けた曲でもあった。
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楽譜サンプル
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